05 オルソケラトロジー

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近視の過度の進行は眼軸長の伸展といい眼の大きさが前後に引き伸ば
される変化を不可逆的に生じさせます。眼球の前後方向の伸展によっ
て網膜の周辺部付近に亀裂や裂孔という裂け目が発生しやすくなりこ
れは失明につながる網膜剥離の原因になります。
網膜格子状変性や赤道部変性、また構造的に視神経が委縮して弱くな
り血流障害が発生しやすくなり緑内障の発生の主要な要因ともなって
いきます。さらには強度の近視の場合は、網膜事態が荒廃しやすくな
り委縮していくために、高齢になってから視覚機能に重大な障害が発
生しやすくなります。
ところが2015年前後から低濃度アトロピン点眼療法と言う画期的な
近視予防療法がスタートしました。網膜剥離の予防にも使っていたア
トロピン点眼は点眼後約二週間も瞳孔が猫の目のように広がり続けま
す.本が読みにくくなります。このアトロピン点眼を1/100以下に薄
めることで、寝る前に点眼すれば多くは朝には瞳孔の大きさが元に戻
るので眼球伸展予防として使えることが判明して今では多くのお子様
に使用されることで近視進行が以前の半分程度に抑制されるようにな
って来ました。
さらに近視進行を抑制させかつ見かけ上の裸眼視力までアップ出来る
治療方法としてオルソケラトロジーと言う方法があります。小学生低
学年などの方にとてもは有効な予防治療法で、寝ている時にハードコ
ンタクトを装用して朝には外し日中はほぼ夜間までメガネ無しで裸眼
視力が1.0など格段に向上させることが可能となって来ました。
昨年はコロナ禍の時代のため子供たちの過剰なステイホームが原因と
なり短期間で急激な近視進行が生じていることがニュースになってい
ましたが、低濃度アトロピン点眼とオルソケラトロジーコンタクトの
併用した場合は当院では過剰なステイホームの状況下でもほとんどの
お子様の近視進行がなかったです。これらは即ち強力な近視進行予防
ですので将来の緑内障や網膜症の発生予防にもなり有効と予測されま
すから大変人気の治療法となっております。

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