眼鏡の有益性
A ,眼球の保護(外傷) 穿孔性角膜外傷へのリンク
B
,眼位補正力
C
,視機能の保護と改善作用
c-1弱視・両眼視機能改善
c-2近視予防
c-3不同視改善
c-4網膜症予防
D
,保湿作用
E ,老眼補正&調節障害改善
学童期調節障害例 多発報告あり!
(始めに)全ての人間は 慣れの現象で 眼鏡を装用出来ています。
慣れにくい年齢が 20−60歳 いわゆる成人から熟年層となります。
10代の方は 2−3日で慣れるパターンが
20代以降になると 急に 何週間もかかってしまわれるケースが数多く存在
します。 目の視覚機能は 若い段階で 決定されてしまうようです。
『小学生から中学生における視機能のメデイカルケアーが重要となります』
以下 医師が視力研究所と協力し、自ら処方から販売までの経過を
追ってみて愚考ながら経験した、実例をやや分かりやすく解説してみました。
(上記写真は 眼科 眼鏡店どこにでも普及している目の度数を計測する装置です)
自覚的+他覚的検査を十分に行い 検査機器データーから
よりその方の快適なデーターを抽出する必要性が重要です!!
眼鏡店や眼科医院に必ずあるオートオートレフ機器のデーターを
100%は 現在でも信用できない事を消費者の方々は是非認識していただきたい。
調節過剰、機械近視、スタイルスクロフォード効果などによりその数値が不正確
になっているのです。
その1.『乱視への慣れにくさ』
まずは 角膜形状から角膜乱視を計測して クロスシリンダー
乱視表データーを十分に駆使し より精密な乱視の測定が必修となります。
その上で。
的確な乱視を入れると シャープに見えるため、かえって疲れる傾向が
出てしまったり収差により、柱がゆがんで見えてしまう現象です。
やはり 10代の方は 比較的短期間に慣れていただけますが?
成人期から 急に慣れにくくなるようです。
乱視の軸方向で 作製された眼鏡がどのようなゆがみを感じやすくなるか
眼鏡作製後の予後と予測を説明の上 乱視があっても入れないような
逃げの処方は出来る限り避けたいものです。
コンピューターが原因で急な成人期以降の乱視の増大が生じた
ある方は 慣れるのに1月 室内のテレビを見る時だけ使用された
などの、エピソードがあります。
しかしながら 職業柄プロゴルファーや建築関係など わずかな
ゆがみを認知するご職業の方は 成人期以降の乱視眼鏡への適応に
猶予期間を設けられない方も 存在してしまうのも事実で 今後の課題と
なります。
その2.『フレームに慣れない。フレームへの慣れにくさ』
成人期以降に初めて 眼鏡をかける方に多く見られる症状です。
初めての老眼が初めての眼鏡の方もやや該当します。
とにかく 枠が気になり 鼻パッドや耳の後方など 眼鏡と接触する
全てのエリアに 不快感を生じます、アイメトリックスや軽いフレーム
が 救いですが? 眼鏡士のフィテイングの見せ所にもなって来ます。
金属アレルギー、プラスチックアレルギーなど特異なケースもあります。
但し、掛け心地の良いフレームが必ずしも軽いフレームとは限らないのです
眼鏡重量感の80%は鼻部にかかり20%がテンプルサイドに影響すると言われ
ます。
厳密には軽さも重要ですが、むしろレンズを入れたときの前後の重量配分が
より重要だと思っております。その配分も鼻部が上記のように重要となります。
”フレームに慣れて頂ける最適な年齢が 中学生の学童期です”
その3.『度付きレンズに慣れない!』
『よく見えてはいるが 疲れる!! 目の位置を正確に補正し、
レンズをゆがみの少ないレンズにしても 見えにくい肉眼の方がまだ楽だ
!』
中学生までに眼鏡をかけた経験の無い方 いわゆる眼鏡嫌いの
方が このパターンに陥り安い傾向となります!!
最近の実験で あまりに見えにくい状態を成長期に継続すると帰って近視が
進行するという 猿の実験データが報告されて話題になっております。
比較的 軽い近視で眼鏡を かけて来られなかった方や
軽い遠視で やはり眼鏡なしで 長きに渡り過ごされた方に多く出現します。
やはり中学生など学童期の眼鏡指導が一生を左右すると言っても過言では無いよ
うです。
こういったメガネ嫌いのかたがメガネ好きになるのは少々苦痛を伴います。
歩行訓練や リハビリで歩けるようになるのと同じように
最初は若干の苦痛をともなうことがあるのです。
その4.『老眼や境目の無い遠近両用に慣れない!』
遠近両用レンズほど 眼位(ときにプリズム処方)や
乱視を正確に処方する方が 慣れやすく揺れゆがみが
なく快適になると 言われております!!
上記のように 各種、原因で慣れにくい状態の方は難しくなってしまいます。
老眼の加入度数は約+1.5を越えますと急に遠近両用の揺れゆがみを感じやすく
患者さん自身が 自らギブアップして眼科に来院される場合時に この+1.5
の老眼加入度数を超えてしまうケースが多く見られます。1.75がイエローカード
患者さん自ら希望するライン+2.0D以上の老眼加入はなかなか慣れにくい
レッドゾーンに既に突入してしまっております。
あまり我慢せず 早期に遠近両用眼鏡に慣れる事が 最も快適な眼鏡ライフを得る
秘訣となります。
その5.『レンズの種類による慣れにくさ』
同じ処方でも 選ばれたレンズの種類で 見え方
特に 両眼視の見え方に違いが生じます。
球面レンズー非球面レンズの違い!!
球面レンズでも超薄型はあります、非球面レンズでなければ超薄型では決して
ありません。さらに 内面非球面や 両面非球面など多くの種類があり
検眼レンズと見え方がやや異なります。
遠近両用レンズでも こういった非球面率の違いなどから
慣れやすい
レンズや両眼視のしやすいレンズ、近方視が楽なレンズ、
様々な種類があります。
どういったレンズが収差や 周辺部の度数誤差(パワーエラー)
が生じやすいのか 眼鏡処方マンは必ずレンズの特性を知る必要があります。
次に眼鏡制作者側に立って考えてみますと、
眼鏡処方箋データーを見て あらゆる角度から制作者はその方がよtり快適になる
眼鏡レンズを選択するのが 眼鏡制作者の腕の見せ所となります。
なんでもかんでも 非球面レンズや高級なレンズを薦めるところは
なぜ他のレンズでは駄目なのか理由を答えてもらって下さい。
案外?高級な非球面レンズがパワーエラーなど快適でないレンズの可能性も
ありうるのです。
単なる見え方では 意外と御負担の少ないレンズの方が快適な場合も数多く存在します。
眼鏡レンズの決定に関しては 眼鏡の快適さが第一の条件です!!
決して お店の利潤が第一の理由であってはならないのです。
その6..左右のパワー差による慣れにくさ (不同視眼鏡処方)
眼鏡処方で もっとも難しい処方となります。
6-1.上下幅の狭いフレーム
6-2.頂間距離(黒目とレンズとのキョリ)を短く!
6-3.左右の度数差を2D以内に近づける?これは教科書的な表現
6-4.コンタクトはレンズが黒目に接しているため左右の像の大きさの差が少なく
不同視性の眼精疲労は生じにくい!ゆえに眼鏡の場合よりコンタクトの見え方
に近い両面非球面レンズが有効と思われます。
6-5.上下眼位補正にも注目 左右のパワー差が2Dを越えて来ますと
下方視をすると 上下に像がズレテ見える現象が 出現しやすくなります
いかなる処方にも眼精疲労が出現する場合 慣れにくいご年齢の方には
最終手段として 上下にプリズムを加入させる方法が出てきます。
6-6,追伸;左右のパワー差が生じて来るのは先天的なケースを除き私は小学生の
低学年頃からでは
と想像しております。なぜ片方の目のみ近視が進行するのか
私は この時期この専門医的に最もさけるべき
のではないかと思いつつあり昨年、 10名以上の方の左右のパワー差
の軽減に成功しております、現在もその軽減症例に取り組んでいます。
その7.『プリズムなど 眼位補正への 慣れにくさ』
眼科の教科書には どういったケースにプリズム処方を必要と書かれて
いるのでしょうか?眼位という目の位置がまっすぐな方は20−30人に
一人程度!神様は殆どのかたの両目の位置をまっすぐには
創ってくれておりません。
それでは殆どの方がプリズム眼鏡の処方適応となるのでしょうか?
実は斜位補正プリズム処方は眼科教科書的には
プリズム加入はその方が快適と感じる場合のみOKと書かれて
いるだけです。しかしながら より客観的な判断として
パーシバル&シェアードの基準を完全に理解すれば よりアカデミックなプリズム処方が可能となります
両眼視重視の眼鏡処方がまだ眼科的に重用視されていない
これがプリズム眼鏡処方が眼科医により浸透していない大きな理由とと思われます。
オプトメトリックな処方 これが日本の眼鏡処方の今後目指す方向と思われます。
上下プリズムは2−3プリズム以上はリバウンドを考慮して眼科的にも加入すべきと
言われています。
加入してもより快適でなくプリズムはリバウンドが生じる場合には確かに不適応です
このようにプリズム処方時には 他の眼鏡よりもさらに入念な装用テスト時間が
必要と思われます10分以上の装用テスト後または眼鏡処方製作後の眼位のフォロー
再検、自覚的な眼精疲労軽減の有無など リバウンド現象 イートアップ現象などを十分
考慮して自宅での輻輳 開散訓練などより計画的な眼鏡製作が必要になります。
眼鏡士さんの世界では アメリカ式とドイツ式(マイスター方式)の二つの方法が
あるとされ アメリカ式はあまりプリズムを積極的には加入しません。
確かに プリズム加入により、眼鏡除去後のリバウンドと言う眼精疲労が逆に生じる
ケースもありますが?長年の肩こりやめまいが軽快するケースもあります。
追伸:『眼鏡処方は法律上は眼科医のみが処方行為が認められている!』
眼科医または 視能訓練士のナンパーセントの方が眼鏡レンズの味を
知っているのでしょうか?
先に述べましたように、より正確な眼鏡処方をするにはレンズの味を知らなければ
なりません。
レンズの味を知るには コンタクトのように処方に加え何らかの方法で眼科医ま
たは視能訓練士は製作後の結果に密接に関係していく必要性が重要となります。
簡単に言えば処方から販売 さらには製作まで関与する必要性が出現します。
しかし コンタクトに比して眼鏡販売には医師の関与はあまり認知されてはいな
いのが現状と言えます。
医療法上の問題もあり 営利的な行為は医療上OKとならないためです
眼鏡技術者(眼鏡店)は眼鏡調整の補助行為のみ許されています。
さらに眼鏡士の資格が無くても 眼鏡店は経営、出店できます。
行かれた所の店長さんが2週間前は別のお仕事をされている場合もあれば?
行かれたところの店長さんが 世界的に有名な眼鏡専門家や特別な才能を有し
有名な プロスポーツ選手が訪れる所かもしれません。
私は 出来ればレンズの味を知っている眼科医の処方をお薦めしますが
時には レンズの味を良く知っている眼鏡士さん等の必要性も否定できないのでは?
と思います。 現状では多くの場合に、処方権があるとされている
眼科医が視能訓練士さんが 眼鏡レンズの味を知る機会が限定されるからです。
何年か前に 医薬分業が言われました、現在成功していますが
その成功の背景には 薬剤に関してかなりの知識を医師が有しているからです!!
今 これと同じ医療眼鏡処方分業を行えば?
あまりにも医師の眼鏡に関する知識が
乏しすぎるのが現状となります。その結果は,眼鏡に関して医師または
視能訓練士の意見や主張は軽んじられる事に必然的になってしまいます。
これが現状です。将来的には医薬分業のように 眼科と眼鏡店がより密接に
タッグを組む方向が理想的と思われます、しかしその前にレンズの味を眼科医や
視能訓練士がお勉強して知る機会が是非必要なのです。医学部 視能訓練士
のカリキュラムにこのようなレンズを知る時間は殆どさかれていないのが現状です。
私は 是非研修医や視能訓練士学校で眼鏡処方から製作までを体験する機会と
時間を設けて欲しいと考えております。 自分で製作してみて眼鏡制作者の苦しみが
分からずしてなぜ よりよい処方が出来るのでしょうか?教科書の知識だけでは
多くの快適な眼鏡処方が不可能であることに気づくはずです!!
眼科での眼鏡処方を希望する方が20−30%以下になってしまった背景が
ここに存在しているのです!!
また フレームの知識も重要です。
子供眼鏡にふさわしいフレームとは本当に形状記憶タイプなのか?
フィテイングで微細なパワー修正は可能で 眼鏡士さんや
眼鏡専門家の必要性が
不可欠に思える状況が日常診療でも多々存在しております。
眼鏡処方マン+眼鏡製作技術者 両者がより協力 切磋琢磨して学習することが
消費者の真の利益につながると信じております。
余談.『コンタクトは保証期間内は紛失以外は無料交換OK ??眼鏡は?無料交換出きるの??』
事実は 眼鏡の無料交換は一部の交換保証付きレンズを除き 不可能です。
(ニコンパナミック、コンフォート遠近両用など) 
眼鏡レンズの無料交換は 本当は駄目です?
もし 無料交換してもらったのならば それは眼鏡店さんがその分赤字になっております。
医療費控除の対象になるような 医学的眼鏡処方に関してはコンタクトと同じような
無料交換補償を本来は大手メーカは行って戴きたいと思います。
コンタクトメーカーと異なり眼鏡レンズメーカの眼科医への上記補償制度は殆ど無視されて
いるのが現状と言わざるを得ません。


